昇華転写

のれんの種類や技術

暖簾の作成では、反応染めや注染めと言われる手法が主流となっていましたが
これらには色数や柄によって価格が変わったり、繊細な色使いや複雑な意匠には
向かないなど、デメリットが有りました。

昇華転写では、こういったデメリットを回避しながら、フルカラーで美しく、
自由度の高い暖簾作成が可能となっています。

昇華転写はどういったものかといいますと、従来の染色によるものとは異なり、
一旦、インクジェットで印刷したものを、生地に熱で転写するという方法で作成します。

印刷イメージ

このため、絵画や写真といった細かで多彩な色使いのデザインも取り入れることが
可能になっており、鮮やかで、美しい暖簾を仕上げることが可能です。

本染めでは難しかった、あるいは不可能だったことも実現できますから、
より見栄えがする、新鮮なものを作ることも目指せます。

納期についても短縮することが可能で、特に難しいデザインでは
本染めの場合はかなりの時間がかかってしまうのが当然でした。

職人が何度も何度も手作業を繰り返して行くので、やはりその分
時間がかかるのは仕方がありません。

手作業

しかし、昇華転写方式ですと、数日から10日も見積もっておけば
それで充分というスピーディーさがあります。

近年は転写技術も改良が進んでおり、本染めのような深みのある色合いを
可能にする会社も存在しています。

その上でグラデーションを掛けたり、細部の再現能力も高いのもこのタイプの長所です。
これから暖簾を考える際には、このタイプの利用も考えてみるのも良いでしょう。

© 2014-2017 アジアンのれんを楽しむ